2022-06-18 じめじめとした ポエミー 少し前まで舞っていたツバメを見かけなくなった空は曇りがち 色んな灰色が混ざって 空気が日に日に重くなる 湿気を含んだ服がまとわりつく 水辺の鳥たちもしきりに羽毛を気にしてるみたい 猫も気怠げに動きが緩慢 みんなのジメジメが小さなイライラに 言葉の棘がだんだん鋭さを増していく季節 打ち水のように雨が流そうとするけれど 少し冷静を取り戻して沈む心は表面を洗われただけ 重なる雲は重く厚く増していく